子育て

【BLW失敗からの反省】消化不良による嘔吐をきっかけにリスクについて考え直しました

こんにちは。
おまめにゃんず(母猫とそのこども猫3匹)の同居人です。


我が子が生後6か月から始めたBLW。
食べる意欲や楽しさを感じ、手先を使うことが上手になってくる姿に感動する毎日。
と同時に、経験して失敗したこと、後悔したこともあります。

今回はひとつの経験として、BLW失敗談から改めてリスクについて考え直してみました。











BLWってなに?

BLWとは、「Baby-Led-Weaning」赤ちゃん主導の離乳方法です。従来のスプーンで自動的に親から与えられるのではなく、赤ちゃんが自分で口に食べ物を運びます。食べ物はペーストではなく、始めから固形食です。家族と同じ時間に食卓を囲みます。


BLWを始めるにあたって、下記の2冊を参考に読みました。

導入としておすすめの一冊。写真・イラスト付きでさらっと読めてBLWを知ることが出来ます。




実際の効果や進め方、具体的な食べ物の紹介やアレルギー対応など細かく書かれています。今でも読み返して知識を補うのに活用しています。




本の他にも、日本BLW協会公式HPを参考にしています。

今回の経験からオンライン講習会にも参加しました。




生後半年からはじめたBLW

・家族が食事をしているところをじーっと見て興味を示す。
・支えがあれば座る姿勢がとれる。
・自分でおもちゃを手で口に運んで確認する。

上記のサインがみられた、まだ歯の生えていない生後6か月頃から始めました

〇食べていた物
始めの一か月。主食はおにぎりや、食パン。副菜は野菜や果物をメインに食べていました。たんぱく源はシラスや白身魚、お豆腐でした。

〇調理方法
★主食
お米:少し軟らかめに炊いたご飯
食パン:耳以外

★タンパク質
シラスや骨なしの白身魚(コープの冷凍物を電子レンジで温める)
骨付きの鶏肉を煮たもの

★野菜と果物
野菜:手で持ちやすい大きさにカットし電子レンジの蒸し器で温める。
果物:生のまま。持ちやすい大きさにカットする。

野菜や果物の固さ:歯茎で噛める固さを意識していました。






〇こどもの様子

★最初の1~2週間

・食べ物を触って感触を確かめる。食べ物に興味津々。
・口に持っていこうとするが途中で落としたり、上手く運べない。
・時々食べ物が口に入るが、少しでむせたり食べるのを止める。


食べ物を研究したり、掴むことに精一杯な様子で、ほどんど食べれていませんでした。ウンチも今まで授乳のみの時と同じ状態でした。




★2週間~1ヵ月経過

・徐々に食べ物を掴むことが出来る。
・一度に一気に口の中に食べ物が入る。
・時々むせるが以前より少なく、食べ物を飲み込める。
・食事が楽しそう。

徐々に食事をしている印象になりました。食べ方は、噛む(咀嚼)というより唇や舌で軽く潰して食べている様子でした。ウンチにも野菜の欠片が混じっていることもありました。



BLWをはじめて一か月のこの時期。食べ物を喉に詰まることなく飲み込めていてウンチにも出ている。親としても、我が子が一生懸命に手掴みながら、少しずつ食べてくれるようになるのが嬉しく、掴みやすい形態の食べ物を用意することに意識が向いていました


そんな頃でした。後悔してしまう出来事が起こったのは。




消化不良による嘔吐が起こった

夕食をいつも通り終え、入浴後に授乳していた時でした。眠たそうな様子から突然、勢いよく嘔吐した我が子。母乳と一緒に吐き出したのは嚙み砕かれずそのまま残っていたニンジンでした。その後も嘔吐し、食べたニンジンを全て吐き出しました。発熱や感染症の症状はなく、消化不良による嘔吐でした。




リスクについて捉えなおす

ニンジンだけが嘔吐の直接的な原因とは言い切れませんが、少なくとも固さが原因の一つにはなっていたと思います。歯が生える前でも、嚙み砕いて食べれていると思い込んでいましたが実際はそうではありませんでした。この経験を踏まえて、改めてBLWのにリスクの捉え方を考え直しました。




手探りで進めなければいけない

一般の離乳食と比べると得られる情報量はかなり少ないです。BLWを実際にしている人が周りにおらず、相談できるところがありませんでした。インスタをみても、赤ちゃんの成長は個々それぞれ。月齢や、体格、歯が生えているのか、手先の使い方の上達具合や食べ物への関心の示し方などみんな違います。参考になる部分もありますが、結局のところ一度やってみながら確認していくしかありません。それでいいるのかな?と不安になることも少なくはありません。

対応➡BLW協会の講習会などに参加して実際の声を聞いて、リアルな情報量を増やしました。


歯が生えるまではより慎重に

本の中では、食べ物の大きさや持ちやすさについては具体的に書かれていても、固さについてはアバウトな表現になっています。(赤ちゃんによって個人差がある為なのかもしれません)例えば、「赤ちゃんが安全に口に持っていけるような食べ物」「蒸すか軽く茹でた丸ごと野菜」「柔らかくなりすぎないように」といった文面になっています。

食べ物を歯茎で噛めても、すり潰すことまでは出来ず嘔吐した我が子。

嘔吐したニンジンを見て、初めて思っていた以上に歯茎ですり潰していたのではなく、飲み込んでいたんだと気付かされました。

対応極力消化しやすい状態にする為にも、歯が生え始めるまでは、歯茎ですり潰せる柔らかめの固さになっていることを徹底しました。
特別何かをしている訳ではないのですが、実際にしていることとして、
①目を離さない等は当たり前ですが、いつも与えている食材でも、必ず事前に親が試食して感触を確かめます。
②例えばイチゴでは、スーパーに並んでいる品種の中から果肉が柔らかいものを選び、ハーフカットして、芯を取り除いて与えています(8ヶ月現在)。
③上を向く、息を大きく吸い出す、注意力散漫な様子が見られる、機嫌が良くないなどの状況の時は、早めに切り上げたり中止しています。



調理方法の変更と、食材によって途中で中断させる

我が家の電子レンジ対応の蒸し器だと野菜の中と外で熱の入り方にムラが出来やすく、硬さにばらつきがでました。結果、噛み砕けず、消化不良や誤嚥のリスクになると思いました。

対応フライパンの蒸し調理器具に変更し、じっくり熱を加える方法にしました


その他、焼いた肉や生の野菜(苺やアボカド、キュウリなど)試してみて我が子には固そうな印象で、噛んだ後に口の中に塊のまま入りそうな食材は、危険だと感じた段階で中断していました。赤ちゃん主導なのがBLW。見守ることも大切だと重々承知の上で、それでも危険だと思う時は一度やめるのもひとつの方法だと感じました。
場合によっては、口元から食べ物が見えたタイミングで取り出したり、こちらが手に持って食べさせたりすることもあります。(BLW本来の指導法とは異なりますが)

確かに、歯が生えてから自分で食べることと、手づかみ食べのリスクに違いはないという従来のBLWの説明には納得していますが、歯が生えていない時期にドロドロの離乳食と固形物が同じリスクとは私は思えませんでした。

だからこそ、「親である私たちが安心できること」を何より最優先に安全第一にすることを心がけています。




対応後のBLWの様子

食材の固さを変更し、より柔らかめにしたことで、掴むと潰れてしまうこともありました。しかし徐々に指先の使い方が上手になり今では工夫しながら食べています。とはいえ、散らかり、汚れます。




食事を安全に楽しむことが大切だと日々感じています。

BLWを実践してみて、私としては言葉に捉われすぎずに家族みんなの食事が楽しい時間になることが大事なんじゃないかと思いました。リスクの対応をまとめておいて矛盾していることを言っているようですが、「手掴み食べ」「歯茎で噛める」「自分で食べれた」といった言葉や結果を意識しすぎた余りに今回の失敗も招いてしまいました。結局は我が子がより安全だと思える状態でかつ、赤ちゃん自身が食べることを楽しめればそれが一番だと思います。

あくまでBLWは目的ではなく手段。子どもが楽しく、主体的に食に向き合うための手段。それを言い聞かせ、今日も明日も悩みながら進めていきたいと思っています。

こどもが生まれてからの子育ての中で多くの成長や感動を感じられる食事の場面。綺麗事でいくはずもありませんが(むしろ凄く汚れますが。笑)家族にとって素敵なことだと感じられる瞬間になりますように。


私もこれからも小さな幸せの連続と、大片付けの試練の日々を毎日噛みしめます。








コメント

  1. マイ より:

    私もBLW離乳食を実践し、先程娘が大量に嘔吐し、今後の離乳食のやり方について悩み始めました…BLWいいと思って行っていたのですが…どうなんでしょうか。

    • おまめにゃんず より:

      はじめまして。お子様のご体調その後いかがでしょうか。嘔吐すると不安になりますよね。私もこのまま進めて良いか不安になり、しばらくは同じ食卓を囲んでいても我が子が気になり過ぎて自分が食事を楽しむ余裕は全くありませんでした。
      一つの案ではありますが、お子様の嘔吐が我が子と同じ消化不良であれば、形状を改善してみる方法はいかがでしょうか。
      嘔吐の経験後、BLWの入門セミナーにも参加してみたのですが、お粥も可能とのことでした。スプーンですくった状態で渡しこどもの意思で口に運ぶのもBLWの形になるそうです。わが子が風邪の際に試したところ、スプーンは嫌がったのですが、手掴みでお粥を食べていました。
      その他嘔吐後に試して良かったのは、卵不使用米粉バナナパンケーキや(卵はかたくなりやすいので)、すり大根を片栗粉や米粉で焼いたおやきでした。野菜はブロッコリーオススメでが中火で25分蒸すとかなり柔らかくなります。どれも掴むとグチャっとなりますが少しずつ食べてくれていて、片付けは手間がかかりますがそれでも見ている側としては安心でした。
      一度嘔吐したものの、その後は嘔吐なく続けることが出来ています。わが子はスプーン食べが嫌いなので、BLWで良いことも沢山ありました。何より食べることが楽しそうで指先もどんどん器用になり親として成長を感じられるのは嬉しいことでした。
      嘔吐してから約2ヵ月が経ち、歯はまだですが奥の歯茎で噛むことや一口サイズで嚙みちぎることも少しずつ出来ており、当初よりが落ち着いた気持ちで一緒に食事をすることが出来ています。

      とはいえ、実際嘔吐を経験すると方法に悩みますよね。従来の離乳食でも食べることが好きなこどもさんの沢山いるのは事実ですし、BLWという本に書いてある手段以外にも見てみて安心できる方法で楽しく食べられるのが一番かなと個人的には考えてます。

      コメントありがとうございました。私も一人の親として探り探りで我が子の食事を勧めている身であるので、ご意見頂けてとても嬉しかったです。これからも少しずつ更新出来ればと思っていますのでまたお気軽にコメント頂ければ嬉しく思います。

      毎日子育てお疲れ様です。マイさんも寒暖差の激しい日が続いていますのでお身体ご自愛くださいね。お子様のご体調がはやく良くなりますように。

      おまめにゃんずの同居人より。