お花の種類によっては、猫が誤って口に入れてしまうと死に至るものや、口にいれなくても、同じ空間にあるだけで体調不良になるものもあります。
猫と暮らす人にとって、安全な観葉植物を選ぶことって大切ですよね。
猫4匹と暮らしている私たちも観葉植物をリビングに置く時、いつも悩みます。
安全な観葉植物をどうやって確認すれば良いの?
私たち夫婦が意識していることは次の2つです。
危険な植物一覧に載っていないこと
安全な植物一覧として紹介されていること
調べる時は、情報の発信源が明確で、信頼性が保証できるサイトが前提です。
私たちが観葉植物の安全性を調べる際に活用したウェブサイトを紹介したいと思います。
危険な観葉植物一覧を調べる
① 井上動物病院
埼玉県の動物病院さんのホームページ内の記事です。
お花の名前であいうえお順に整理されていて非常に見やすいです。
全ての一覧が1ページで書かれているので、気になるワードで「検索」を使うことができるところもオススメです。
② All About(情報発信サイト)
様々な情報を発信しているサイトによる、「猫にとって毒・危険な花・植物!食べてはいけない植物リスト」というテーマで書かれた記事。
科ごとのあいうえお順に整理されており、非常に見やすいです。
執筆者情報がきちんと明記されているので、最低限の信憑性は確保されていると思います。
すべての一覧が1ページで書かれているので、気になるワードでの「検索」を使うことができるところもオススメな点。
③ にゃんこのおうち(保護された猫たちの里親さん探しのサイト)
保護猫活動に関する様々な情報を載せていらっしゃるサイトの記事です。
かなり歴史のあるサイトのようです。近年の更新頻度がはっきりと分かりませんが、猫愛に溢れた管理人さんによるサイトで参考になります。
すべての一覧が1ページで書かれているので、気になるワードでの「検索」を使うことができるところもオススメな点。
④ アメリカ動物虐待防止協会(ASPCA)
アメリカの動物愛護団体による猫に危険な植物の一覧。
1000種類近くと掲載数が圧倒的。もちろん日本ではほとんど見ないような植物も沢山あると思いますが、それでも1000近くの種類はすごいです。
掲載の順番はたぶんランダムな感じです。
すべての一覧が1ページで書かれているので、気になるワードでの「検索」を使うことができるところもオススメな点。
英語表記になる人は、ページを日本語表記に切り替えれば問題なく見れますよ!
⑤ 銀の糸~日本人の知恵・知識(個人ブログ)
こちらは個人ブログの記事になっています。見た限り匿名ですし、猫に特化したブログという訳でもなさそうです。
このサイトが良い点は、「猫にとって致死的な危険な毒性をもつ植物」と「猫にとって危険な毒のある観葉植物」に分けて整理して書いてくださっている点です。掲載されている植物が限定されている分、見やすいです。
ただ、個人のブログである点、また網羅的に掲載をしている訳ではないのでご注意を。
安全な観葉植物一覧を調べる
① 株式会社松波動物病院 通信販売部本店公式ブログ
株式会社松波動物病院が運営するサイト。
比較的安全性が高い植物として、ガジュマル、サンスベリア、ネムノキが挙げられています。
② 猫のコラム(日本動物医療センター)
渋谷区にある動物病院による記事です。こちらでは、猫に安全とされているものとして、以下の植物が紹介されています。
えん麦、エノコログサ、 ミント、 観音竹、 パキラ、 ガジュマル、 シュロチク、 サンスベリア、 モンステラ、 シャコバサボテン、 エバーフレッシュ、バジル(シソ科)、 ラン、 ミント、 オリヅルラン、 キャットニップ、 サルビア、 レモングラス、 ガーベラ、 バラ、 ヒャクニチソウ
③ いぬと暮らす、ねこと暮らす(アクサ損害保険株式会社)
アクサ損害保険株式会社の「いぬと暮らす、ねこと暮らす」というWebサイトの記事で、安全な植物として紹介されているのは、以下のものになります。
えん麦などの猫草、パキラ、アジアンタム、エバーフレッシュ、サンスベリア、ヤシ科の植物
『危険な植物一覧に載っていない=安全』ではない!
危険な植物一覧に載っていない=安全 という考え方は危険です。なぜならWebサイトでは基本的には代表的なものしか載っていない訳ですから。
また、天井から吊るせば大丈夫という考えも危険です。落ちた葉を猫が食べてしまうかもしれませんし、花粉が飛ぶだけで危険な植物もあります。
猫と同一空間におく観葉植物は、ガジュマルやパキラ、サンスベリアといったある程度の安全性が確認されてる代表的なものに限ると思います。それも100%の安全を保障する訳ではないでしょうから、猫が食べていないか、置いた後に体調が変化ないかなど、慎重に観察することが大切だと思います。
かなり限られた植物しか部屋に置くことはできませんが、その制限の中でも私たちもお部屋にグリーンを取り入れる工夫をお試し中です。よければこちらの記事もご参照下さい。
アロマは厳禁!かなり危険です。
私たちも最初は知らず玄関で使ってました。猫にとってアロマは猛毒であることを…。
精油は植物のエキスを凝縮していて、少量舐めただけでも命に関わります。
仮に舐めなくても臭覚が鋭い猫にはニオイだけでも中毒を起こす可能性があり、絶対に避けるべきです。
この事実を知ってから、たとえ猫が入らない玄関であっても、絶対にアロマは使わないことにしています。柔軟剤などの香りがあるものも、基本的に控えるようにしています。
いかがだったでしょうか。
猫との暮らしのなかで観葉植物を取り入れる。
みなさまのご参考になれれば嬉しく思います。
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