おまめにゃんず(猫4匹)との出会い-母猫から子猫3匹を誘拐した話-

こんにちは。おまめにゃんず(母猫と子ども猫3匹)の同居人です。
今回はおまめにゃんずとの出会いのお話

以前から書きたいと思いつつも進まなかったのは、少し勇気が必要だったから。
でも、一冊の絵本をきっかけに記したい思いが再び芽生えました。


今考えてもこの選択が正しかったかどうかなんて分からない。
ただ、4匹の「同居人」として この先もそっと見守らせてもらえたらなと思うばかりです。

出会い編

きっかけは友人からの1本のline

2019年の4月。スプリングコートを着るにはまだ早く寒さが残る季節。夕方、近所に住む友人から「自宅の物置で子猫3匹がいて、今家にいるねんけどみにくる?」との連絡がありました。子猫に会える嬉しさで特に深く考えずに友人の家に足を運んだのを覚えています。

想像とは違うあまりに小さい3匹たち

友人の自宅にお邪魔するとウサギ小屋の隅っこに固まって丸まる小さな生き物。目は開いたばかりでまだおっぱいの時期の子猫3匹でした。身を寄せ合って体温調節も何とか出来ていそうな状態。子猫と聞いて勝手に生後半年くらいを想像していた私はあまりの小ささに、驚きと戸惑いすらありました




驚きの事実‐母猫がいた‐

子猫の小ささ以上に驚いたこと、それは家の外からの母猫の鳴き声。実は母猫から子猫を引き離してしまっていたのです。母猫は家の中に子猫がいることを分かっていて玄関前から鳴き続けていました。子猫もまた母猫の鳴き声を聞いて「ミーミー」と一生懸命鳴いていました。この状況に最初の子猫に会える嬉しさなんてどこへやら、切なさと何とも苦しい気持ちが押し寄せてきました。

この状況に2つの案が浮かびました。1つ目は母猫も自宅に招きいれる。2つ目は母猫に子猫を返す。
1つ目は、野良猫の母猫を自宅に入れるのは極めて困難で、友人宅で成人猫を飼うつもりはないとのことでした。2つ目は友人宅は自営の為、4匹がこのまま周辺に住まわれることは困るとのこのことでした。人によって事情は色々。生き物に対する考え方も様々だと痛感させられました。

ただこのままだと、母猫はずっと大声で鳴き続けているだろうし、まだ病院にも行っていない子猫の体調も心配。次の日、私は子猫3匹を動物病院へ連れて行き体調を診察してもらいました

診察の結果、子猫3匹に問題はなく、病院でもらったご飯も少しずつ食べてくれていました。




突き付けられた「誘拐」という言葉

子猫の体調は確認できたもものの友人宅で子猫を飼うのは厳しい状況。このまま友人宅にいても解決策なんて見つかるはずもありません。私は丁度その頃、保護猫を譲渡してもらう話が進みつつあり、保護猫団体の方と連絡をとりながら自宅に猫用品も揃えつつありました。保護猫団体の方にこの状況を相談したところ「それは誘拐。自分の力で育てようとしている母猫から理由なく子どもを奪うのは絶対にしてはいけないことだよ。」とのお言葉。誘拐という言葉を突き付けられ、不甲斐なさと母猫への申し訳なさで苦しくなりました。




子猫3匹を守りたい母猫

保護猫団体の方と夫と友人で相談し、ひとまず子猫3匹を友人宅から我が家へ連れて行き、母猫も捕獲する方向に話がまとまりました。

次の日の朝、使い慣れない新品のキャリーケースを持って車で友人宅へ向かいました。到着すると玄関周辺にはそわそわした様子でこちらを覗く母猫。子猫3匹をキャリーケースに入れ玄関から出ると、すぐ子猫たちの存在に気づいた母猫。ただ人間を警戒して子猫たちに近づこうとしては逃げる。距離をとりつつも鳴き続ける母猫とその声を聞いて鳴く子猫たち。母猫の、子猫に会いたい気持ちと人への恐怖の板挟み状態に胸が締め付けられる思いでした。




車に乗った母猫

子猫たちを入れたキャリーケースを持って車に進むと、距離をとりつつそ追いかけてくる母猫。私はキャリーケースを置いて少し離れたところで様子をみてみました。すると母猫は中を覗き込んだ後、手でケースを引っかいて子猫たちを出そうとしています。

ただ人が少しでも近づく気配がすると逃げる母親。捕獲するのはかなり難しそうでした。私は何度も離れては近づくを繰り返し車の近くまで子猫たちを運びます。その度子猫たちに近づいてはまた逃げる母猫。思い切って車の扉を開けてキャリーケースを後部座席に置いてみました。しかし母猫が車に入る様子はなく周辺をうろうろうするばかり。それから1時間程が経過。もう無理かなと諦めかけていた時、母猫がそっと車に足を入れてキャリーケースの横にちょこんと座ったのです。私は驚いたと同時に泣きそうになりました。何をされるかも分からない恐怖の中、ただ子猫と離れたくない一心で車に乗り込んだであろう母猫。暴れる様子もなく、じっと前をみて座っている姿が印象的でした。




片道5分のドライブ

今この瞬間を逃せばもう母猫を捕獲することは不可能に近くなる。私はそっと運転席に座り車を発進させました。母猫の鋭い眼差しを感じながらの運転は、はじめて運転教習所でハンドルを握った時より緊張したドライブでした。走っているはずなのに車が進んでいる気がせず、片道5分程の距離が一山超えたんじゃないかと思う程遠く感じました。



我が家に入ってくれた母猫

何とか自宅前に到着。友人宅で行った方法と同じく子猫のゲージを自宅の中に入れて私は距離を取りました。車の扉を開くと一度慌てて逃げ出そうとした母猫。しかし、子猫に存在を思い出した様に家の中に入ってくれました。今思い返せば本当に無茶な方法だったと思います。万が一あのまま母猫が逃げ出していたら…知らない場所で母猫を放してしまい、命を奪うことになっていたかもしれない。結果だけは良かったものの、もっといい方法があったのではないかと後悔と反省だけが残ります。



始まった4匹との暮らし

自宅に入り、事前に用意していた簡易ゲージの中に子猫を追いかけるように入った母猫。守るように体いっぱい子猫を包みつつも知らない場所への緊張が全身から伝わってきていました。子猫たちはウサギ小屋ではなく母猫の温かさに身を寄せ合い、何だか安心している様子でした。ひとまず私は4匹みんんなで移動できたことに全身の力が抜けたのを覚えています。それと同時に、母猫の偉大さと自分の浅はかさたちっぽけさを改めて感じました。



そんなこんなの始まりでしたが、こうしてひとまず我が家で一緒に暮らすことになりました。
おまめにゃんずとの出会いのお話は一旦ここまで。


猫4匹との生活は、これまた恐怖と驚きと癒しの連続で、ここだと長くなるのでまた次回お話できたらなと思います。


最後まで読んで下さりありがとうございました。




最後にこの記事を書くきっかけをくれた一冊の絵本のご紹介。

素朴で、切なくて、優しくて。お外の世界から家猫になった作者の愛猫さんとの日々。読むとどうしても我が家の猫と重ねずにはいられない絵本です。

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